今回はデバッグコード、エラーコード、POSTコード…
色々呼び方はあると思いますが、
マザーボードのLEDディスプレイ上に表示される数字…あれについてまとめます!
これを見ればエラーの原因が大体分かるというシロモノです。
が、msiマザボの説明書だと説明があるコードの数がクッッッッソ少ないので
何の手がかりにもならない事がよくあります。
という事でmsiマザボの(ここ重要)コード一覧を探してきたので
雑に翻訳しつつまとめておきます。他社製マザボは対応してませんのであしからず。
ちなみに数字がバーッと色々表示された後無事起動した場合、それは基本問題ないです。
起動後はCPU温度が代わりに表示されます。
ただし、起動後も不具合を検知するとエラーコード表示となるようなので注意(00など)
とまあ、正直あんまりPC詳しい訳でもないのですが…
前置きはこの位にして、とりあえずまとめました!
おまけとして、最下部にBIOS毎のビープ音まとめも載せましたのでそちらも是非。
~以下コード一覧~
補足:「将来の○○用に予約済~」は現時点で使われてない、空きスペースって事だと思われます。多分!
00 - LEDファームウェア異状・BIOS異状・マザボ自体の異状等?
01 - 電源オン。 Reset type detection (ソフトウェア/ハードウェア)
02 - マイクロコード読込前、アプリケーションプロセッサ(AP)初期化
03 - マイクロコード読込前、システムエージェント初期化
04 - マイクロコード読込前、プラットフォーム・コントローラー・ハブ(PCH)初期化
05 - マイクロコード読込前、OEM初期化
06 - マイクロコードを読込
07 - マイクロコード読込後、AP初期化
08 - マイクロコード読込後、システムエージェント初期化
09 - マイクロコード読込後、PCH初期化
0A - マイクロコード読込後、OEM初期化
0B - キャッシュの初期化
SECエラーコード
0C - 将来のAMI SECエラーコード用に予約済み
0D - 将来のAMI SECエラーコード用に予約済み
0E - マイクロコードが見つからない
0F - マイクロコードがロードされていない
PEIフェーズ(PEI=メモリ関係っぽいです)
10 - PEIコアがスタート
11 - プリメモリCPU初期化開始
12 - プリメモリCPU初期化(CPUモジュール固有)
13 - プリメモリCPU初期化(CPUモジュール固有)
14 - プリメモリCPU初期化(CPUモジュール固有)
15 - プリメモリ・システム・エージェントの初期化開始
16 - プリメモリ・システム・エージェントの初期化(システム・エージェント・モジュール固有)
17 - プリメモリ・システム・エージェントの初期化(システム・エージェント・モジュール固有)
18 - プリメモリ・システム・エージェントの初期化(システム・エージェント・モジュール固有)
19 - プリメモリPCHの初期化が開始される
1A - プリメモリ PCH 初期化 (PCH モジュール固有)
1B -プリメモリ PCH 初期化 (PCH モジュール固有)
1C - プリメモリ PCH 初期化 (PCH モジュール固有)
1D - OEM プリメモリ初期化コード
1E - OEMプリメモリ初期化コード
1F - OEMプリメモリ初期化コード
20 - OEMプリメモリ初期化コード
21 - OEMプリメモリ初期化コード
22 - OEMプリメモリ初期化コード
23 - OEMプリメモリ初期化コード
24 - OEMプリメモリ初期化コード
25 - OEMプリメモリ初期化コード
26 - OEMプリメモリ初期化コード
27 - OEMプリメモリ初期化コード
28 - OEMプリメモリ初期化コード
29 - OEMプリメモリ初期化コード
2A -OEMプリメモリ初期化コード
2B - メモリ初期化。シリアルプレゼンス検出(SPD)データ読み出し
2C - メモリ初期化。メモリプレゼンス検出
2D - メモリ初期化。メモリのタイミング情報のプログラミング
2E - メモリ初期化。メモリを構成
2F - メモリ初期化(その他)
30 - ASL用に予約されている
31 - 搭載メモリー
32 - CPUのポストメモリ初期化が開始される
33 - CPUのポストメモリ初期化。キャッシュの初期化
34 - CPUのポストメモリ初期化。アプリケーションプロセッサ(AP)の初期化
35 - CPUのポストメモリ初期化。ブートストラップ・プロセッサ(BSP)の選択
36 - CPUのポストメモリー初期化。システム管理モード(SMM)の初期化
37 - ポストメモリーシステムエージェントの初期化開始
38 - ポストメモリシステムエージェントの初期化(システムエージェントモジュール固有)
39 - ポスト・メモリ・システム・エージェントの初期化(システム・エージェント・モジュール固有)
3A - ポスト・メモリ・システム・エージェントの初期化(システム・エージェント・モジュール固有)
3B - ポスト・メモリPCHの初期化開始
3C - ポストメモリ PCH 初期化 (PCH モジュール固有)
3D -ポストメモリ PCH 初期化 (PCH モジュール固有)
3E - ポストメモリ PCH 初期化 (PCH モジュール固有)
3F - OEM ポストメモリ初期化コード
40 - 純正ポストメモリー初期化コード
41 - 純正ポストメモリー初期化コード
42 - 純正ポストメモリー初期化コード
43 - 純正ポストメモリー初期化コード
44 - 純正ポストメモリー初期化コード
45 - 純正ポストメモリー初期化コード
46 - 純正ポストメモリー初期化コード
47 - 純正ポストメモリー初期化コード
48 - 純正ポストメモリー初期化コード
49 - OEM ポスト・メモリ初期化コード
4A- OEM ポスト・メモリ初期化コード
4B -OEM ポスト・メモリ初期化コード
4C -OEM ポスト・メモリ初期化コード
4D -OEM ポスト・メモリ初期化コード
4E -OEM ポスト・メモリ初期化コード
4F -DXE IPL が開始されました。
PEIエラーコード
50 - メモリの初期化エラー。無効なメモリタイプまたは互換性のないメモリ速度
51 - メモリ初期化エラー。SPDの読み込みに失敗しました
52 - メモリ初期化エラー。無効なメモリサイズまたはメモリモジュールが一致しない
53 - メモリ初期化エラー。使用可能なメモリが検出されない
54 - 不特定のメモリ初期化エラー
55 - メモリーが取り付けられていない/認識しない/規定通り取り付けられていない(規定はマザボの説明書に書いてあると思います)
56 - 無効なCPUタイプまたは速度
57 - CPUのミスマッチ
58 - CPUセルフテストに失敗したか、CPUキャッシュエラーの可能性がある
59 - CPUマイクロコードが見つからないか、マイクロコードの更新に失敗
5A - CPU内部エラー
5B - PPIをリセットできない
5C - 将来のAMIエラーコード用に予約済み
5D - 将来のAMIエラーコード用に予約済み
5E - 将来のAMIエラーコード用に予約済み
5F - 将来のAMIエラーコード用に予約済み
DXEフェーズ
60 - DXEコアの起動
61 - NVRAMの初期化
62 - PCHランタイム・サービスのインストール
63 - CPU DXE初期化開始
64 - CPU DXE初期化(CPUモジュール固有)
65 - CPU DXE初期化(CPUモジュール固有)
66 - CPU DXE初期化(CPUモジュール固有)
67 - CPU DXE初期化(CPUモジュール固有)
68 - PCIホストブリッジの初期化
69 - システムエージェントDXEの初期化開始
6A - システムエージェントDXE SMMの初期化が開始される
6B - システムエージェント DXE の初期化 (システムエージェントモジュール固有)
6C - システムエージェント DXE の初期化 (システムエージェントモジュール固有)
6D - システムエージェントDXE の初期化 (システムエージェントモジュール固有)
6E - システムエージェント DXE の初期化 (システムエージェントモジュール固有)
6F - システムエージェント DXE の初期化 (システムエージェントモジュール固有)
70 - PCH DXEの初期化が開始される
71 - PCH DXE SMMの初期化が開始される
72 - PCHデバイスの初期化
73 - PCH DXE初期化(PCHモジュール固有)
74 - PCH DXE初期化(PCHモジュール固有)
75 - PCH DXE初期化(PCHモジュール固有)
76 - PCH DXE初期化(PCHモジュール固有)
77 - PCH DXE初期化(PCHモジュール固有)
78 - ACPIモジュールの初期化
79 - CSM初期化
7A - 将来のAMI DXEコードの予約
7B -将来のAMI DXEコードの予約
7C - 将来のAMI DXEコードの予約
7D - 将来のAMI DXEコードの予約
7E - 将来のAMIDXEコードの予約
7F - 将来のAMI DXEコードの予約
80 - OEMDXE初期化コード
81 - OEMDXE初期化コード
82 - OEMDXE初期化コード
83 - OEMDXE初期化コード
84 - OEMDXE初期化コード
85 - OEMDXE初期化コード
86 - OEMDXE初期化コード
87 - OEMDXE初期化コード
88 - OEMDXE初期化コード
89 - OEMDXE初期化コード
8A -OEMDXE初期化コード
8B -OEMDXE初期化コード
8C -OEMDXE初期化コード
8D -OEMDXE初期化コード
8E - OEMDXE初期化コード
8F - OEMDXE初期化コード
90 - ブートデバイス選択(BDS)フェーズが開始
91 - ドライバー接続開始
92 - PCIバスの初期化開始
93 - PCIバスホットプラグコントローラーの初期化
94 - PCIバス列挙 32
95 - PCIバス要求リソース
96 - PCIバス割り当てリソース
97 - コンソール出力機器の接続
98 - コンソール入力デバイスの接続
99 - スーパー IO 初期化
9A - USB初期化開始
9B - USBリセット
9C - USB検出
9D- USBイネーブル
9E - 将来のAMIコード用に予約済み
9F - 将来のAMIコード用に予約済み
A0 - IDE初期化開始
A1 - IDEリセット
A2 - IDE検出
A3- IDEイネーブル
A4 - SCSI初期化開始
A5 - SCSIリセット
A6 - SCSI検出 A7 -SCSIイネーブル
A8 - セットアップ パスワードの確認
A9 - セットアップの開始
AA - ASL用に予約(以下のASLステータスコードのセクションを参照)
AB - セットアップ入力待ち
AC - ASL用に予約(以下のASLステータスコードのセクションを参照)
AD - Ready To Bootイベント
AE - レガシーブートイベント
AF - ブートサービス終了イベント
B0 - ランタイムセット仮想アドレスMAP開始
B1 - ランタイムセット仮想アドレスMAP終了
B2 - レガシーオプションROM初期化
B3 - システムリセット
B4 - USBホットプラグ
B5 - PCIバスホットプラグ
B6 - NVRAMのクリーンアップ
B7 - 設定リセット(NVRAM設定のリセット)
B8 - 将来のAMIコード用に予約済み
B9 - 将来のAMIコード用に予約済み
BA - 将来のAMIコード用に予約済み
BB - 将来のAMIコード用に予約済み
BC - 将来のAMIコード用に予約済み
BD - 将来のAMIコード用に予約済み
BE - 将来のAMIコード用に予約済み
BF - 将来のAMIコード用に予約済み
C0 - OEM BDS初期化コード
C1 -OEM BDS初期化コード
C2 - OEMBDS初期化コード
C3 - OEM BDS初期化コード
C4 - OEM BDS初期化コード
C5 - OEM BDS初期化コード
C6 - OEM BDS初期化コード
C7 - OEM BDS初期化コード
C8 -OEM BDS初期化コード
C9 - OEMBDS初期化コード
CA - OEM BDS初期化コード
CB - OEM BDS初期化コード
CC - OEM BDS初期化コード
CD - OEM BDS初期化コード
CE - OEM BDS初期化コード
CF - OEM BDS初期化コード
DXEエラーコード
D0 - CPU初期化エラー
D1 - システム・エージェントの初期化エラー
D2 - PCH の初期化エラー
D3 - 一部のアーキテクチャプロトコルが使用できません
D4 - PCI リソース割り当てエラー。リソース不足
D5 - レガシー・オプションROMのスペースがない
D6 - コンソール出力デバイスが見つかりません
D7 - コンソール入力デバイスが見つかりません
D8 - パスワードが無効です
D9 - ブートオプションのロードに失敗しました(LoadImage がエラーを返しました)
DA - ブートオプションに失敗しました (StartImage がエラーを返しました)
DB - フラッシュのアップデートに失敗しました
DC - リセットプロトコルは使用できません
S3再開プログレスコード
E0 - S3 Resume が停止(S3 Resume PPI が DXE IPL から呼び出される)
E1 - S3 Boot Script 実行
E2 - ビデオの再投稿
E3 - OS S3 ウェイク・ベクター・コール
E4 - 将来のAMI進捗コード用に予約済み
E5 - 将来のAMI進捗コード用に予約済み
E6 - 将来のAMI進捗コード用に予約済み
E7 - 将来のAMI進捗コード用に予約済み
S3再開エラーコード
E8 - S3 の再開に失敗しました
E9 - S3 再開 PPI が見つかりません
EA- S3 再開ブートスクリプトエラー
EB - S3 OS 起動エラー
EC - 将来のAMIエラーコード31の為に予約済み
ED - 将来のAMIエラーコード31の為に予約済み
EE - 将来のAMIエラーコード31の為に予約済み
EF - 将来のAMIエラーコード31の為に予約済み
リカバリー(復旧)進捗コード
F0 - ファームウェアによってリカバリーが起動された (自動リカバリー)
F1 - ユーザーによってリカバリーが起動された (強制リカバリー)
F2 - リカバリープロセスが開始された
F3 - リカバリーソフトウェアイメージが見つかりました
F4 - リカバリーソフトウェアイメージがロードされました
F5 - 将来のAMI進捗コード用に予約済み
F6 - 将来のAMI進捗コード用に予約済み
F7 - 将来のAMI進捗コード用に予約済み
リカバリー・エラーコード
F8 - 回復 PPI が使用できません
F9- 回復カプセルが見つかりません
FA - 無効な回復カプセル
FB - 将来のAMIエラーコードの予約
FC -将来のAMIエラーコードの予約
FD - 将来のAMIエラーコードの予約
FE - 将来のAMIエラーコードの予約
FF - 将来のAMIエラーコードの予約
おまけ:ここからは各BIOSのビープ音をまとめました。
①. Award(Phoenix) BIOS
短く1回:正常起動
短く2回:CMOSエラー
長く1回・短く1回:DRAMエラー
長く1回・短く2回:グラフィックボード/カードとモニターの接続エラー
長く1回・短く3回:グラフィックメモリエラー
長く1回・短く9回:ROMエラー
高音で長く1回:本体過熱状態
長く何度も:メモリ接続エラー及び破損
短く何度も:電源不良
高音・低音で何度も:CPUエラー
②. AMI BIOS
長く1回:正常起動
短く1回:DRAMエラー
短く2回:メモリエラー(メモリICに不具合の可能性高)
短く3回:メモリかマザーボードの不具合
短く4回:システムタイマーの不具合(メモリかマザボに起因)
短く5回:CPU障害(CPUかマザーボードに起因)
短く6回:CPUのA20ゲート(キーボードコントローラー)で障害?もしくは複数箇所でエラー?
短く7回:CPUもしくはマザーボード回路のエラー
短く8回:グラフィックメモリのエラー
短く9回:BIOS ROMの故障
短く10回:CMOSシャットダウン失敗。BIOSの不具合
短く11回:L2キャッシュに不具合
長く2回:CPUを構成するCMOSの設定エラー
長く1回・短く2回:グラフィックボード接続エラー・ビデオシステムエラー
長く1回・短く8回:ビデオアダプターがない、もしくは故障している
高音と低音の連続:ファン回転数異常(駆動電力不足かファン自体の故障)
③. UEFI
短く1回:正常起動
長く3回:メモリエラー
長く5回:グラフィックボードエラー
高音と低音が連続:本体過熱状態
長く1回・短く2回:メモリの接続不良
長く1回・短く3回:グラフィックボードを検出できない
④.DELL
短く1回:BIOSまたはROM不具合
短く2回:メモリがささっていない/または認識不能
短く3回:マザーボードエラー(ノースブリッジ・サウスブリッジ/時刻機構/A20ゲート/スーパーI/Oチップ/キーボードコントローラ/等いずれかまたは複数故障)
短く4回:メモリエラー
短く5回:CMOSエラー
6回以降:機種によって変わります
⑤.ASUS
長く1回・短く2回:メモリがささっていない/または認識不能
長く1回・短く3回:グラフィックボードを検出できない
長く4回:CPUがマザーボードかBIOS.verに非対応
これ以外にもあるっぽいです。
補足:上記は機種によって内容が変わってくる可能性もあります。
RenovoのBIOS等メーカーによっては機種でビープ音が大きく違うものもあるようです。
そちらはまとめてないので、お手数ですが各メーカーの公式ページへ!